2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

営業マンのタイプ

私はずっと「営業」という仕事をしているのですが、他人から見るととても営業マンのようには見えないそうです。 製品を売り込んだりしない、お客さんを持ち上げたりしない、他社の製品の良いところを言ってしまう、自社製品のデメリットも隠さない、基本的に…

プライシングの迷走 

先日スターバックスが値上げをして、その結果客数が目標未達となり減益というニュースを見たような気がするのですが(ソースが行方不明、後ほど)、環境が悪化している時の値上げって良いことがないと思うんです。 今朝の日経ではフィットネスクラブも値上げ…

やっぱ根回しで物事決まってくるんだな

やっぱり難癖つけてゴネてきました。 東洋電機から3回目の質問状、日本電産が回答書提出(NIKKEI NET) 日本電産は25日、買収提案している東洋電機製造からの3回目の質問状に対し、回答書を提出したと発表した。これに対し東洋電機製造は「回答内容が不十分…

お金を武器にした世界戦争

いよいよ、かの国の動きが表面化してきました。 中国の政府系ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)が経営難に陥っている米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の生命保険会社、アリコに出資する方向で交渉を始めたことが20日…

大手銀行、シンプルなビジネスモデルに立ち帰れ

大手銀行の経営が苦境に立たされているみたいですね。国有化とみなされるりそな以外の大手行は、増資しないと健全性が疑れ、破綻が目の前に迫ってくるという状況でしょうか。2度と公的資金には頼りたくないところでしょう。 銀行は自己資本、収益率、不良債…

中国、強えぇ。買い増してるって。。。

うぅ、ブログの更新落とす所だった。新聞を読む余裕も無く、見出しだけを見て「そんなこともあるかもな」と思っていたんですが、中身を見たら、中国は買い増してるんですね。恐るべし。 米国債保有、中国が首位に 9月末、日本は2位転落(NIKKEI NET) 米財務…

トヨタを格下げって、子供の仕業か?

トヨタが格下げって、トヨタを除いて世界のどこにトリプルAをとれる企業が存在するのか。 格付け会社のフィッチ・レーティングスは17日、トヨタ自動車の長期債の発行体格付けを「トリプルA」から格下げ方向で見直すと発表した。円高や北米市場での販売低迷…

オバマさんって結局何しようとしてるの?

「オバマさんになったからって、なによ」をまとめてくれたレポートがありました。 ご参考まで。オバマ次期大統領の政策分析(pdf)-モルガン・スタンレー・アセット・マネジメント投信株式会社

オフィス賃料、下がったり上がったり

オフィス賃料が下がっていくのは当然です。景気悪化と新築オフィスビルの乱立で需給環境が悪化し、オフィスビルバブルが崩壊したと言っていいんじゃないでしょうか。 景気悪化を背景に新築オフィスビルの賃貸料(募集ベース)が本格的な下落局面に入った。日…

組織を存続させるための3要件

またもHBR12月号からのエントリーになってしまいました。申し訳ございません。 ピクサーの記事(寄稿?)のなかで「有能な人たちが互いに忠実かつ誠実にコラボレーションし、全員が何かすごいことに参加していると実感し、彼ら彼女らの情熱と実績が新人や他…

スタバの現場はブレてない。ブレてるのはスタッフ部門だけ

最近忙しくて目が回っていたところ、ちょっと休憩したいと思い、久々にスタバに。ただただ事務所を離れて一息つきたいと思っていただけで、「何を飲みたい」と考えることもなく、レジの前に立ってしまった。メニューを眺めても字が目に入ってこない。眠い。 …

Harvard Business Review 今月号は買い甲斐がある

いつもはあって1本くらいしか「ふーん」と思わないのですが、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2008年12月号は読み応えがあります。タイトル『「優位」の教訓』というのは無視しましょう。 読むべき記事は8本もあります。以下掲載順。・「顧客のジョ…

仕事に深みをもたせる質問

最近いろんな人に聞いている質問がある。 「御社や御社が属する業界が存在していないと社会はどうなっていますか?」 「お客さんのどういう需要に応えるためにあなたの仕事が存在しているのですか?」 決してお客さんを困らせようとか、やり込めようとして聞…

西武優勝にみるV字回復のための3ポイント

私は、工藤や秋山、デストラーデ時代の西武しか見たことがないと言っても良いほどですが、昨年のBクラスからの鮮やかな優勝は眼を見張るものがあります。 断片的な情報から推測するに、この西武の優勝からのインプリケーションは3つあるような気がします。 …

「パイオニアの経営戦略」についての参考文献

戦略を誤った企業のケーススタディとして。 パイオニアについてのエントリー ・転がり落ちるパイオニア - 戦略のみそ zentaku blog ・経営戦略を分析するときの出発点 - 戦略のみそ zentaku blog ・薄型テレビ撤退の先駆けとなるパイオニア - 戦略のみそ zen…

トヨタの下方修正はアメリカバブルの浮利が飛んだだけ。と思いたい

トヨタの業績予想の下方修正が「トヨタショック」として各方面に衝撃を与えているようです。金額の大きさが強調されてサプライズを増幅させているように見えます。 トヨタ、今期営業益7割減 1兆円下方修正(NIKKEI NET) トヨタ自動車は6日、2008年4—9月期…

当たり前こそ難しい

傍目から見ると「そんなの当たり前じゃないか!」とか「よく考えたらわかりそうなことを」と思うことはよくある。 しかし、自分のことは案外自分がよくわかっていないことが多い。 事実を冷静に捉え、必要な時は感情を捨てる。正しい道が見えたら腹をくくっ…

「コンタクトレンズ業界の経営戦略」についての参考文献

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が使い捨てコンタクトレンズをいう概念をつくり出してから、コンタクトレンズ市場ではJ&Jの独壇場です。日本メーカーは既存製品とメンテ用品とのカニバリで遅れをとり、逆転の戦略も描けそうにありません。J&Jの成功の…

「スターバックスの経営戦略」のまとめ(参考文献など)

スターバックス、本国からの圧力なのでしょうか?マーケティングがチグハグで、傷口を広げ続けるような気がします。スターバックスを分析するにはドトールとセットにみるのがオススメです。 スターバックス関連のエントリー ・スタバの缶コーヒー 傷口に塩を…

黄色い駐車場看板をもぎ取りたい

自転車通勤なもので、人通りの多い広い道を避け、裏通りを走ることが多いんです。いつもの通勤で通る裏道は、花屋さんやきれいなショップが並び、ビルも前面に出ていなくて、好きな道なんです。 それが昨日気付きました。いつもの雰囲気の良い裏道にひときわ…

「ヤマダ電機の経営戦略」についての参考文献

ヤマダ電機の拡大のサイクルは綻びが近いと考えています。今後の行方を注目している企業のひとつです。 ヤマダ電機に関するエントリー ・安さこそが善なのか?ヤマダ電機にみるダメ消費者 - 戦略のみそ zentaku blog ・ヤマダ電機がバブっているのはなぜだ?…

zentaku blog 2008年10月のアクセス上位

ご覧いただきありがとうございます。 2008年10月のアクセス上位の記事はこちらです。第1位:大きい下落率の連発は何か意味があるのだろうか - 戦略のみそ zentaku blog第2位:ヤマダ電機がバブっているのはなぜだ? - 戦略のみそ zentaku blog第3位:安さこ…

日本の良いところはデザインにない

この連休にデザイナーズウィークで歩き倒して足が棒のようになった友人から、耳がタコになるまで感想を聞かされた。 その中で印象に残ったのは「日本のデザインはもうミニ深澤にしか見えない」「尖ったものが少なくて、結局コクヨのノートを選びたくなる感覚…

三洋は松下が買うほど価値があるのか?

ここ数日ネットも新聞も見ていなかったので、遅まきながら驚いた。 パナソニック(旧松下電器産業)が三洋電機の買収交渉に乗り出す。「10年後に世界の電機業界で首位になる」(大坪文雄社長)という目標を掲げるパナソニックは、金融危機で世界景気が減速す…