Harvard Business Review 今月号は買い甲斐がある

いつもはあって1本くらいしか「ふーん」と思わないのですが、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2008年12月号は読み応えがあります。タイトル『「優位」の教訓』というのは無視しましょう。


読むべき記事は8本もあります。以下掲載順。

・「顧客のジョブをプロセス化して要素還元する ジョブ・マッピングイノベーションを見出す」
・「10年で20倍の成長を実現したシスコシステムズ:コラボレーションの時代」
・「トヨタ:「矛盾力」の経営」
・「人間中心のイノベーションへ IDEO:デザイン・シンキング」
・「ヒット・メーカーの知られざる組織文化 ピクサー:創造力のプラットフォーム」
・「ユーザーはなぜボランティアとして働くのか インテュイット:無償の貢献を引き出すビジネスモデル」
・「インド有力財閥は世界的企業を目指す マヒンドラマヒンドラ:連邦経営のビジョン」
・「オンライン・チャネルが「一人勝ち」を加速させる ロング・テールの嘘」


個人的にガッッついて読んだのは、インテュイットとIDEOの記事ですかね。IDEOのアプローチはプロダクトのデザインで名を馳せていましたが、プロセスイノベーションでも活躍できるんですね。オブザベーションはビジネスの基本中の基本ですが、だからこそ忘れがちになるんですよね。IDEOと仕事してみたいなー。


インテュイットのユーザーボランタリーの記事は「どうやったらユーザーが貢献したくなるかのデザイン」についてはよみとれなかったのですが、今の企業のひとつのあり方だと感じました。

12月号は買いですよ。