組織を存続させるための3要件

またもHBR12月号からのエントリーになってしまいました。申し訳ございません。


ピクサーの記事(寄稿?)のなかで

「有能な人たちが互いに忠実かつ誠実にコラボレーションし、全員が何かすごいことに参加していると実感し、彼ら彼女らの情熱と実績が新人や他所で働く優秀な人材を魅きつける磁石になり、活気ある共同体が実現する」

「優秀な人材を支援し、相互協力を推奨することで、全体が部分の総和よりはるかに大きくなるような環境づくり」

という文章があり、それをみてC. I. バーナード「経営者の役割」に書かれていた組織存続のための要件を思い出した。


バーナードによれば、組織を存続させるためには、組織を構成する人々の間で共通目的をもたせ、コミュニケーションを円滑にさせ、各成員の貢献意欲を引き出すことだという。


ピクサーの経営者の言葉は、この3要件を最大限に引き出そうとし、促進しようとする言葉だと思う。西武優勝のエントリーでも書きましたが、これからのリーダーシップは、場を整えることで現場の力を引き出すことが求められるのかもしれません。

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