暖簾に腕押し

ここ最近、単一店舗として日本一の売上高を誇る百貨店の前を通っています。各入り口に暖簾がかかりお客様を迎えています。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200808220056a.nwc


率直に私は粋だと思いました。なんかカッコいいと。写メールも撮りましたし、暖簾をくぐり、布にも触れたりして楽しみました。でも、ただそれだけ。興味津々の私でさえ一銭も落としていません。暖簾を掲げて「伝統ありまっせ」感を出したら「お買い物したい」と思いますかね?顧客に対する訴求は効果ないんじゃないでしょうか。かえって古くさいと思われるかもしれません。


顧客への効果がないとすると、上記のsankei i の記事に拠ると、従業員に対して原点に立ち返ることを促すという狙いがあるようで。


でも。。。

暖簾出したら原点に返るか?
三越の原点ってなに?
社員全員に原点が共有されている?
原点に返ったら業績上がる?
原点に返るとか言わないといけないほど内部は荒廃してるの?

などなど、考え始めると三越が企業としての哲学や精神を失い、迷走してしまっている様が伝わってきます。


原点に返るって、まさか伊勢丹との関係を!?

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百貨店は各企業1店舗へ - 戦略のみそ zentaku blog(2009/5/14)
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