車販売はインフラ整備から

昨日、インドの自動車メーカーのエントリーをしまして、インドでの過酷な使用に耐えうる車がつくれるのだろうかと書きました。


十数年前、インドで10日間ほどバックパッカーごっこをした経験から言うと、幹線道路以外は舗装されておらず、舗装されていたとしても少し郊外に行けば穴ぼこだらけでスピードを出すことはできませんでした。穴ぼこを乗り越えていくために、座席の上では頻繁に飛び跳ねていました。


そんな過酷な使用を物語るデータは道路の舗装率でしょうか。日本道路協会による『世界の道路統計 2005』(PDF)によりますとインドの道路舗装率は47.4%だそうです。日本は79%。
算出方法はこちら→「道路舗装率の国際比較等について」(PDF)


もしかするとタタは過酷な使用に耐えうる車をつくりあげるよりも、道路の舗装をしていった方が早いのかも(笑)。以前、タイヤメーカーの友人に冗談で、「タイヤメーカーが新興国で市場を立ち上げるには、まず国に資金援助して道路を舗装することから始めたら?」と言ったことを思い出しました。