何でも記録し、保存できる

今日の打合せで会った人のカバンに見慣れない機械が装着されていました。GPSだそうで、どこを移動したか記録しているのだそうです。その場では「奥さんには見せられないデータですね」という笑い話で終わったのですが、よくよく考えるとすごいおもしろいことができますよね。良いことにも悪いことにも使えるアイディアが湧き出てきます。


GPSのデータを保存するだけでなく、ストレージ装置の値段下落はさまざまなことを可能にしそうです。たとえば、人間の行動を死ぬまで記録し続けるなんて平気かもしれません。人間が生きている間にしゃべり続けたとしてその音声を全部9.6Mbpsで残したら、2テラのデータサイズになるそうです。1日中しゃべり続けたとして。


こうなると肩に小さなカメラを置いて、今から死ぬまでの目線を保存し続けるということも簡単にできてしまいますね。後世に伝えるも良し、多くの人がリアルタイムに配信して、違う世界を垣間みるも良し。


いろんなものが残っていく楽しさがある反面、「制限があるからこそ残すべきものを選択する」という行為が廃れるという悲しい側面もありそうですが、データだだ漏れ、大量保存の方向性に歯止めは利かなそうです。

Wireless GPS Logger M-241
Wireless GPS Logger M-241
posted with amazlet at 09.04.06
HOLUX
売り上げランキング: 1787
おすすめ度の平均: 5.0
5 画面付きで現在位置の座標が確認できるGPSロガー