おいしい日本酒が逝ってしまった

一昨日、本当に悲しいニュースを聞いた。広島県にある千代乃春酒造が廃業したそうです。

千代乃春酒造事業停止
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この悲しいニュースとともに千代乃春酒造が斗樽で絞った最後のお酒が届けられました。涙を流しながら大切に飲ませていただいています。


私のところには、親戚を通じて四季ごとの風味のお酒を3ヶ月ごとに届けていただいていました。パーティーのたびに千代乃春を持っていき、誰もが「こんなに美味しい日本酒は初めてだ」と言ってくれました。特に気に入ってくれた人には広島から取り寄せてプレゼントしたこともあります。


このまま無くなってしまうにはあまりに惜しいと思い、樽募金でもしようかなと思ったのですが、社会構造の変化にあらがうことは難しいかもしれません。

日本酒造組合中央会の「酒類消費数量の推移」(PDF)から以下を抜粋しましたが、日本酒は飲まれてません。。。(お酒の種類の定義はこちら→�f�[�^�Љ��E���ނ̒��`�y�ѕ���


日本酒は1975年がピークというのは、あまりに悲しすぎます。日本酒を飲む人口が減り続けているということでしょう。若者は日本酒よりもカクテルやチューハイやワインでしょうか。また、そもそも酒を飲む機会も減っているのかもしれません。はたまた日本酒を販売する場所も減っているかもしれません。さまざまな要因が日本酒に向かい風になっています。


変なことする会社が潰れるのは何とも思わないのですが、まじめにやってきた会社が潰れるのはやるせなくなります。どんどん日本の良いものが減っていっている気がして、寂しくてなりません。