コスト削減の真髄は仕事のやり方を変えること

最近、いろんな会社に行くと、コピーを1枚とるにも「サトウ2枚」とか書き込むようになっていたり、ランチタイムは消灯、夜20時過ぎたら強制消灯、車で営業するなら何人かで乗りあっていけなど、さまざまなコスト削減努力が見られます。


コスト削減の第一義はこのようにムダを排除して、少しでも出費を抑えることですが、その真髄は「仕事のやり方をかえる」ことだと考えています。今までかかっていたコストよりも少なく仕事をするにはどうすればよいかを考えるチャンスだと思います。


先に挙げたようなコスト削減努力にはじまり、たとえば在庫回転スピードを3分の1にしろとか、受注から納品までの期間を5分の1にしろなどは、ムダを排除するくらいでは利きません。もう今までの仕事のやり方をがらっとひっくり返さないといけないのです。


よく「会社が節約しろってケチ臭いこと言うんだよな」と言ってしまいがちですが、発想を転換して「今かかっているコストの半分で仕事をするにはどうしたら良いか」を考えてみてはどうでしょうか。
(ここでの「コスト」は時間などを含んだ広い意味です)

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