現場で感じるのが一番

コーヒーチェーンの飲み比べをされたレポートがありました。ただただおもしろいです。現場にいくといろんな発見があるんでしょうな〜。
デイリーポータルZ:コーヒーチェーン飲み比べガイド


私もこんな感じでファストフード店のいくつかに居座ったことがあります。立地によって異なる客層を観察したり、何時ころにどんなお客さんがいて、何分くらい滞在して、何を頼んでいるか、店員さんの動き、店のつくりなど、観察し続けます。


驚くべき発見はたくさんできるのですが、そのなかでも仲間内で語りぐさになっている話をふたつ。


とある場所でMドNDとMSBガーが道を挟んで近くにありました。15時ころの店内を観察すると、どちらも小学生低学年くらいの子供連れのお母さんグループがいました。

MドNDの方は子どもたちがキャッキャ言って店内を元気に走り回り、椅子の上を土足で跳ね回っています。座っている子供がいると思って感心したら足がものすごい勢いでぶらぶらして落ち着きないし。お母さん達はおしゃべりに夢中。香ばしい光景(笑)


対してMSBガーでは、子どもたちが食べる前に「手を洗ってくるー」といって、きちんと手洗い。これには私も反省。店内を走り回るどころか、きちんと子供たちが集まって座って、楽しくおしゃべりしている。自分より小さい子には手伝ってドリンクを飲ませてあげたり、手を拭いたりしてあげている。お母さん達はおしゃべりしながらも子供に目配り。微笑ましい光景(笑)


もうひとつは朝10時頃の郊外のMドND。ビジネス街ではないので、朝Mックやコーヒーで混雑することはなく、店内は観察者の私ときっと夜通しそこにいたと思われるおじさんだけ。日経を読む振りをしながらおじさんの行動、店員さんや店内を穴があくほど見つめていたら、おじさんがドリンクが空になったコップを持って立ち上がる。「追加注文を注いでもらうのにコップをリサイクルするなんてやるじゃん」と思っていたら、カウンターとは逆のトイレ方向に。なんと!トイレから出てきたおじさんのコップには水がなみなみと注がれていたのでした。


もちろん商品も食べ比べますが、いわずもがな。これぞ現実。
それ以来、自社の製品ばかり食べたり、自社の店舗ばかりいくのではなく、ライバルの製品や店舗の観察に比重を置いた方が良いと思っています。