苦境の出口は中国がカギ?

徐々に前向きなニュースが増えてきましたね。東芝、米電力会社から原発2基を受注 8000億円規模(NIKKEI NET)しかり、日産、減産幅を圧縮 3月、5割前後に 在庫調整が進展(NIKKEI NET)しかり。


私はなんの根拠も無く2010年にはこの苦境を忘れて好景気に突っ走るんだろうなと想定していますが、意外にも2009年半ばには底を打つかもしれません。その契機になるのは中国ですか。


2009年2月25日の日経によると、コマツの坂根会長は春以降に出口が見えているようです。

コマツでいえば、底打ち感を出すために、ともかく在庫調整を急いでいる。国内工場は週二日操業という異例の減産に取り組んでおり、春以降はむしろ増産に転じたい。『出口』を経営者が示すことで、従業員や協力工場の人たちに展望を持たせることが大切だ。幸い建設機械は中国需要が持ち直しており、春先には環境が今より好転している可能性もある。

中国やインドなど新興経済は成長の余地が大きい。世界経済における比重も上がっていくはずだ。『アジアとともに』が今後の日本の指針になる。


機を同じくして[雑誌]PRESIDENT 2009年 3/16号 では、伊丹先生が『日本の不況、「底なし沼の底」が見えた』として中国がきっかけになるかもしれないと論じておられました。


みなさま、そろそろ反転のご用意を。