一定規模の業界をつくりそうなカーシェアリング

約2年前、施設空間をつくる会社に呼ばれて「タワーマンションとスーパーを含んだ施設をつくる。どんな機能が欲しいか言え」と呼び出された時に、保育所の延長で小学生までも預かる施設、開錠や決済など認証系はすべて非接触カード(まだ携帯決済が普及してなかった)、教育機関の出先を設けてみんなで文化勉強など、いろんなことを言いまして、これからはカーシェアリングであるとも言い切りました。


カーシェアリング、いまでもオリックスなどがやっていますが、景気環境の悪化、環境意識の高まり、一時的な原油高などが後押しとなるでしょう。

 三井物産は1台の自動車を時間貸しで複数の人が共同利用する「カーシェアリング」事業に参入する。来年1月に東京都内でサービスを始め、順次、全国の大都市圏でも展開する。駐車場代や維持費などの負担を嫌い、都市部ではマイカー離れが加速している。車を所有せず、必要なときだけ利用するニーズが増えると判断。5年後に500—700カ所の貸し出し拠点に1000台を配置し、2万人の会員獲得を目指す。
 不特定の人が利用するレンタカーや長期契約が前提のカーリースとは違い、カーシェアリングは事前登録した会員が貸し出し拠点に置かれた車を短時間利用する。三井物産は全額出資で設立した子会社カーシェアリング・ジャパン(東京・渋谷)を通じ事業展開する。初年度は渋谷区、千代田区などに50—70拠点を確保、低燃費の小型車100台を配置する。

三井物産、カーシェアリング事業参入 5年後会員2万人目指す(NIKKEI NET 12月5日 07:19)


ただ、地方では一人1台体制は変えられないと思いますので、大都市圏、しかも東京、横浜限定での普及かもしれません。日本全国では広まらないと割り切って、いまのうちに勝ち馬に乗るのも手かも。