2009年が悪いのも織り込み済みだよね?

トヨタの決算が発表されました。トヨタ、需要減と円高で営業赤字が大幅に拡大へ(ロイター)

誰もが悪いと思っていたでしょうから、そんなに狼狽する人もいないと思っております。


さらには、主に2009年が営業年である2010年3月期の業績予想が厳しいのは、当然かもしれません。

トヨタは次のように説明しています。

今後の経営環境としては、世界経済は、金融危機実体経済悪化の悪循環がさらに強まり、一段と下振れする懸念が高まっている状況にあります。日本経済も輸出・生産の落ち込みによる企業収益の一段の悪化や消費者マインドの一層の冷え込みなど、下降局面がさらに厳しく、また長くなるリスクが存在しています。自動車市場は中長期的には資源国・新興国を中心に拡大していくものと見込まれますが、現在は世界経済の減速を背景に急速に縮小している状況です。さらに、小型車・低価格車の競争が本格化し、また、世界的な環境意識が高まるなか、技術開発や新商品投入が活発化するなど、グローバルで激しい競争が展開されています。


2011年3月期にV字回復を演出するためにも、2009年、2010年にトヨタがどのような打ち手を講じるのか、注目したいと思います。