景気にも春が来そう?

自動車関連企業の株価が上がっているみたいです。代表格トヨタの株価もけっこうな上がり具合です。

理由の一端は、「米国の製造業に関する経済指標の改善などが好感されたうえ、米国における3月の自動車販売が市場予想より落ち込みが小さかった点も支援要因」( Bloomberg.co.jpより)だそうです。

さらに、このニュース中にはアナリストの「ISM製造業指数が3カ月連続で改善したことにより注目が集まっている。ISM製造業指数は日本の鉱工業生産と並べて絵を描くと、きれいな先行指標。ISMの改善は日本の輸出企業の数量要因が改善し始めたというとらえ方もでき、過度の業績不安が払しょくされやすくなっている」とのコメントも紹介されていました。


それにしても、何とも頼もしい指標ですね、ISM製造業指数。米供給管理協会(ISM)が発表する製造業の景況指数だそうで。今回発表された数値に関して新光総合研究所がレポートを出しています。→SRI 米国経済ウォッチ(PDF)

少しだけ抜粋すると、こんなことが書いてあり、前向きな方向に進めそうな感じです。

全体として、企業景況感の動きは急激な調整による落ち込みが一服して、景気後退の最も厳しい局面は通過しつつあることを映していると解釈できるだろう。ただ、今後については、在庫調整一巡による復元需要が期待されるものの、厳しい雇用情勢や内外の需要の落ち込みは短期間で回復が難しいこと、さらに金融問題の解決にはなお時間を要するとみられることなどから、米国経済がプラスに転じてくるのは景気対策の効果が現れてくる秋口になってから、との見通しを継続する。

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