ゆで蛙カンパニー

今日、とある会社の人が言っていた。


「クビ」「派遣のカット」「内定取り消し」「給与カット」「投資ストップ」。この行動だけを見ると良くないと思われることばかりだが、批判を覚悟で手を打てるだけ、これらの会社はいい。俺の会社なんて業績悪化が目に見えているのに、なんのアクションもできていないよ、と。


その会社のことはよく知っているので、「そうだろうな」と思った。組織が危機感を感じにくく、ゆったりと時が流れ、トップは事なかれ主義で自分の任期をやり過ごす。ゆでられて死んでしまうカエルの典型に見える。


トヨタなどの自動車メーカーやTDKなどが、各方面から批判を浴びようとも、矢継ぎ早に手を打って、社内でカイゼンを突き詰めようとする姿勢はさすがだと思う。成長する企業ほど危機を敏感に感じ取り、その対応を機敏にとるのだと思う。