そういや雑誌を全く買わなくなってる

金曜日の話ですが、jwaveでジョン・カビラさんが、雑誌の「マンスリーm」が休刊になると話していました。中途半端な雑誌だなと思いながらも、書店で見つけた時には必ず立ち読みする雑誌のひとつでした。


って、立ち読みって。
ふと思うと、もう5-6年はビジネス系の雑誌以外は買っていないことに気がついた。10以上もの雑誌を立ち読みしているにもかかわらず。
私が買ってないってことは、世の中の人も買っていないんだろうと思ったら、やっぱりそうでした。
出版科学研究所日本の出版統計|全国出版協会・出版科学研究所より


雑誌が売れなくなった理由は、人口減少、情報への対価の支払い意識低下、サイフの紐が固いなどいろいろな理由があると思いますが、結局雑誌って面白くないってことなのかもしれません。ネット見てる方が楽しいって場合がありますし。


雑誌不況が出版社にとっては深刻であることに驚きはしないのですが、「マンスリーm」の発行者がベルシステム24であることに驚きました。コールセンター運営の会社で、CSKや日興に身売りしたりするなど、ゴタゴタした会社です。

コールセンター事業と雑誌発行が事業的にどのように関連するのか全く理解できません。「マンスリーm」の休刊は雑誌不況という背景だけでなく、ベルシステム24自体のゴタゴタも多分に影響しているのでしょう。日興に「余計なことはやめろ」と怒られたのかもしれません。


成り上がりベンチャーが雑誌を発行したがるのは、携帯OSを開発しているACCESSが「東京カレンダー」を出しているのも同様ですね。これって経営者の趣味なんですかね?本業とはかけ離れた飛び地に手を出している会社は危ないという例にならなければ良いのですが。

雑誌よ、甦れ
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