なぜかくもアメリカに振り回されるのか

行く先々で「来年の経済はヤバいから、投資は全部見直せ」と触れ回っていたら、「なんで日本はこんなにアメリカに依存しないといけないんでしょう?」と素朴な疑問を投げかけられた。


アメリカとベッタリなのが当然と思っていたから、「新鮮な質問!」っていって、3つの要因を答えた。

①ドルが基軸通貨だから
日本だけでなく、輸出入の国際取引における通貨はドルです。ドルが基軸通貨であるからには、誰もがドルの動きに影響されるのは必然。ドルが乱高下しないようにアメリカ経済を支えるべきではありますが。。。
ユーロがドルの基軸を揺るがす対極になれるとしてユーロでヘッジする動きがあるかと思いましたが、進んでないのかな?

②軍事面で世界の番人だから
アメリカの顔色をうかがわないといけないのは、アメリカに物理的に守ってもらっているから。自国あるいは関係の深い国が安全に生活できているのを支えているのはアメリカ。その背景にあるのはアメリカの強大な軍事力。アメリカが他国を守れる軍事力を維持できなくなれば、自国の安全が揺らぐ。どうしてもアメリカが軍事費を計上し続けられる財政収入を確保してあげないといけないのさー。

米国債を持ちすぎた弱み
日本をはじめ、中国もオイルマネーも直接か間接かに関わらず、米国債を大量に保有してます。アメリカに金を貸しまくってます。誰しもお金を貸した相手の動向に振り回されちゃいますよね。おいおいダイジョウブか?金返してくれるのか?と。性格の良い日本国は「困ってるならさらにお金を供給してあげるから一緒に頑張ろうぜ」って言っちゃいます。


とっさに思い浮かばなかったけど、アメリカはそれでも創造性の先端を走っていて、科学技術、宇宙、先端材料、医療、バイオ、ITなど、多くの面で進んでいることがあるのかもしれません。アメリカから技術導入したりしないと新たな価値が生まれない分野もあると思います。

あとはやっぱり市場としての魅力は依然としてあるかもしれません。人口と消費意欲は世界の中で無視はできないのです。やっぱりアメリカでモノを買ってもらわないといけないってこと。

最後に思いっきり妄想。中東は産油国だがその掘削権はアメリカが持ってたりして。石油メジャーが石油に関する流通の多くの部分を担っていて、ここ=アメリカのご機嫌を損ねると、世界が死ぬことになる。石油を握る国が世界の覇権を握るとか?


いずれにしろ、アメリカ様を元気にしておかないと、日本も元気でいられない。この依存形態は私たちが生きているうちは変わらないと思う。


注!ほとんどが私の推測です。ソースは探してません!ごめんなさい。いつか後ろ盾となるデータを探すことがあるかも??


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