すげーよ!「ムラタセイコちゃん」

ムラタセイコちゃん」の「ちゃん」まで名前に含まれているのは、イタシカタナイことなんです。「ムラタセイサク君」の技術からジャンプはしていない気がしますが、技術が詰まりまくってることには変わりないです。


村田製作所は「ムラタセイコちゃん」にも積まれているコンデンサや発振子、ジャイロセンサなど、一般消費者には訳の分からない電子部品を提供する会社。一般消費者を対象としない産業材の企業が、なぜ「ムラタセイサク君」「ムラタセイコちゃん」をつくってPRするんでしょうか。


その答えのひとつが企業ブランディングだと思います。自社の持つ技術を顧客だけでなく、広く社会に知らしめることで、投資家や学生、地域住民などさまざまな人に自社を好きになってもらう。加えて社員も外から好きだと思われることによって自社に対するロイヤリティを高めることができる。

BtoBの会社ほど「うちは部品屋だから」とか「お客さん以外に訴求してどうするのよ」とか言うんですが、もっと広い視野を持って外部環境と接すると、「ムラタセイコちゃん」のようなことができる。村田製作所は産業材マーケティングのお手本となる会社です。