大学選びで人生決まるらしい?

今日、美大の先生から聞いた話。日本で建築学科に通う学生のうち、卒業しても建築の仕事に関わる人は約20%だそうだ。残りの約80%は他の仕事に就いているという。たしかに私がスーツをつくる店の店員さんも建築学科卒だな。こないだ日本画科を卒業した子が漫画家になると宣言した日には吹いたそうだ。


その先生は、社会の人材の需要量に対して、大学を通じての供給が多すぎると思っているらしい。確かにそんな感じもする。設計士、弁護士、医師などは高度な能力を必要とするはず。そのような人間はわずかなのに対し、建築学科や法学部、医学部は大学経営のために安易に人を採用して、高度な能力を持たない人間にまで夢を見させているのだろう。


現実には、ほんのわずかな大学が人材輩出を担っており、それ以外の大学では、将来を夢見て大学に入ってもほとんどが夢叶わないことになる。それだったらそんな大学は最初から無くせば良い。社会と人とのアンマッチによる多大な損失となる。


日本の国力は教育が左右すると痛感する今日この頃、商学部卒の営業マンとして地べたを這いつくばってますが、何か?自然科学系は、大学ではなく社会に出てから勝負が始まるのさー、という言い訳。